優先順位から見る看護師の転職条件

看護師は需要の高い職業であるため、転職したいと思えば比較的簡単に次の職場を見つけることができる。しかし、だからといって転職条件をあまりにも高く設定すると、理想の職場にめぐり合うのが難しくなる。そのため、転職条件の優先順位を決めておくことが大切である。転職条件としては、給与、雇用形態、勤務時間などがあげられるが、この条件は絶対に譲れない、これは妥協できるなど線引きをしておかねばならない。希望する条件が全てそろったパーフェクトな職場を探すのは難しいため、落としどころを決めておくと良いだろう。

子どもがいる場合は、家庭との両立を考えて給与よりも勤務時間の優先順位を高くしておくのがおすすめだ。できるだけ夜勤が少なく、子どもとの時間がとれる職場を選ぶのが理想だろう。また、勤務地ができるだけ近い方が便利である。独身の場合は、給与や雇用形態の優先順位を高くし、ガッツリ稼ぐことを一番に考えるのも良い。ライフスタイルによっても、優先順位は大きく変わってくる。そして、転職条件として考慮しなければいけないのは、職場の年齢層である。条件にばかり目が行き職場の年齢層を軽視していると、実際に働き始めてから居心地の悪さを感じることもある。最も理想的なのは、自分と同年代の看護師が多い職場だ。自分より10歳以上年上の看護師ばかり、若い看護師ばかりという職場環境は、働き辛く感じることが多い。子育て世代の看護師は、ママさん看護師が多い職場を選ぶのが良いだろう。